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関係する全ての人への恩返し、感謝を込めた地曳網

2017.08.29

昭和50年の創業から今年で42年目を迎える住まいの発見館。

新築住宅、注文住宅やリフォームなど合わせると述べ数千件の方の住宅を手がけてきました。

また、お客様だけでなく職人さんや業者さんを含めると、何千人もの方が住まいの発見館をサポートしてくださっています。

そんな住まいの発見館がお世話になっている方々と交流の機会を増やし「何か困ったことがあれば、気軽に何でも相談していただける場」住まいの発見館に関わる全ての方と関係を深めるために開催しているのが、今年で計6回を迎える「初夏の地曳網」です。

千葉県九十九里浜という地域性を活かし毎年参加される常連の方から、今年が初めて!という方まで述べ350人以上の方が参加する一大イベントです。

毎年5月の末に開催し、住まいの発見館のスタッフが全ての運営を行い開催しています。

5月に実施していた「初夏の地曳網」を紹介していきます。

由緒正しき地曳網

九十九里浜の地引き網の歴史は、弘治元年(1555年)に紀州の漁師西之宮久助が剃金村(現在の千葉県白子町)に漂着し、紀州漁法である地引き網を伝えたことに始まるとされています。

遠浅で海底に岩が隠れていない九十九里浜は、網を引いても破れるおそれがないので、大規模な地引き網に適していた事と、豊富な資金力と必要時のみ動員できる労働力などの社会的条件が背景にあったことから特に発展したそうです。

長い歴史と伝統を持ち今日まで受け継がれている地曳網でお客様との絆を深めるイベントを開催している住まいの発見館。大沢代表にお話を伺いました。

大沢代表取締役の地曳網への想い

地曳網を開催する想いや考え方を語る大沢代表取締役

ーーーこのイベントを開催するきっかけはなんだったのでしょうか?

大沢代表:お客様の支援無くしては、今の発見館はありません。42年という歴史をつないでこれたのは、住まいの発見館に関わる様々なかたの支援のおかげです。

その恩返しという意味を込めて開催しています。

恩返しの形も、せっかくだったら、新しいご縁が生まれたり、地元の活性などにも繋がるような形でしたいと思い、今の感謝祭という方法になりました。

ーーー地曳網に決めた決め手はなんだったんでしょうか?

大沢代表:他のイベントも、もちろん考えました。

だけど、先ず優先させたのは、人数に合わせて広さが確保できる事です。

後は、やっぱりこの九十九里という土地を生かしてできることにしたいと思いました。

そこで、思いついたのが地曳網です。地曳網だったら人数もたくさん招待できるし、海だったら広さに限界はない。何人増えても全員参加してもらえるし、子供も大人も誰でも参加できる。

それに、地曳網をやったことがない人も多いと思うので、色んな人に新鮮な体験をして楽しんでもらえるのかなと思い、企画しました。

私たちも日頃のフォーマルな格好ではなく、ラフな状態で会えることで、お客さんとの距離が近くなる。そういう楽しさも嬉しいなぁと感じています。

ーーー毎年開催されているんですか?

大沢代表:東日本大震災が起きた2011年に一度、度切れています。当時は、地域全体が何となく海から遠ざかりました。

連続で出来るようになったのは一昨年からです。全部を合わせると、今年で6回目の開催になります。

参加人数は年々増えていて、今年は約350名、来年は400名近くなるかもしれません。

やっと安定して継続できるようになって来たので来年も、もちろんやります。

ーーー地曳網の魅力はどのようなところでしょう?

地曳網って、ただ魚を採って食べるだけじゃないんですね。

一緒に体を動かし、綱を引っ張る共同作業を通じて一体感を感じたり、いっぱい採れた魚を見て喜んだり、もちろん最後にみんなで食べたり。色んなところに楽しめる要素がありますし、充実感を感じていただけるのでは無いかなと思います。

子どもでも本当に楽しめますし、安全です。

普段は、なかなか出来ない体験をして、みんなでお食事をして、ゲームをして、一つのイベントで五感をフルに使える、そういう楽しさを感じていただければ幸いです。

皆様に支えられて

おじいちゃん、おばあちゃんからお孫さんまで幅広い年代の方々に支えられていることが感じれるのもこのイベントの重要なポイントです。

一人一人と長く話しは出来ないですし、普段から密に接するというのもなかなか難しいですが、このようなイベントで元気な顔を見せていただけている事が光栄に思います。

久しぶりにお会いする方でも、もちろん名前と顔も一致しますし、子供達も大きくなっていたり、お孫さんといらしてくれたり、夫婦でいらして「地曳網なんて珍しい体験この会社でしか出来ないよね。」「スタッフさんが楽しそうだよね、楽しい会社なんだろうね」そんなお言葉をいただけるのが一番の喜びです。

気遣いと配慮を

イベントを通じて社員自身もお客様とコミニケーションが取れる非常にいい機会かなと思います。

直接建築のことに関係ありませんがいつもと違う事を考えるという事や、社員自身の自立や自発的な行動を促すことに繋がるところがあり、それが社にとって非常に大事だと思っています。

その中でも一番大事なのは気配り、気遣いの部分です。

日頃の仕事中でもそうだし、地鎮祭でもそうだし、打ち合わせでもそうです、

ちょっとした配慮が一番大事です。

「基本的なこと忘れてたな」「また頑張ろう」と、そういう想いを持つことは、日頃中々気付くことが出来ないので、こうしたイベントを通じて気付いてもらえればと思っています。

しっかりコミュニケーションをとって、気遣いのできる人になってほしい、そういう想いがあるので、イベントを通じて学んでもらうことを社員には期待しています。

お客様の年間行事の一つとなれるイベントへ向けて

突拍子もない事を一回だけ打ち上げ花火のようにやるんじゃなくみんなが参加出来るものを継続してやっていきたい。

これは、家づくりも一緒でやっぱりそれが工務店の本質かなと考えています。

お客様の家族、親族、お友達自身の年間行事として我々のイベントが加われればそれほど嬉しいことはありません。

夏祭りやフェスタなど今年も色々と計画をしています。今後もそういうイベントを続けていきたいし、自分たちの恩返しとして毎年出来ることを、やるべき時期を決めてしっかりやっていきます。

その中で今の現状に満足するのではなく継続する中でイベント自体を参加者の期待に応えれるようアレンジして進化させていきたいなと思います。

まとめ

お客様や住まいの発見館に関わっていただいている全ての方に恩返しをしたいという想いで始まった地引網。

普段できない体験をお子様からご年配の方まで多くの方に参加していただき一体感や充実感、その後の達成感まで、一つのイベントを通して五感をフルに使っていただけるそんなイベントを今後も開催していきたいと考えております。

我々スタッフ自身も普段の仕事とはまた違った事を開催する事で、多くの経験や学びへと繋がっていくと考えております。

今後もお客様、地域の方、住まいの発見館に関わっていただいている全ての方とより良い絆を築いていけるよう尽力したいと考えております。

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